台湾総統選挙まで1か月となり、選挙戦では頼清徳氏・候友宣氏・柯文哲氏の3人が争う構図となっている。世論調査では与党民進党の頼清徳氏がトップで、野党国民党の候友宣氏が後を追っている。台湾では総統選挙とともに立法院の選挙も行なわれる。世論は生活以外にも国際関係にも注目しており、中国との関係やアメリカ等との外交の進め方等が焦点になっている。台湾繁華街にはウクライナ国旗が60本ほど掲げられ、ロシアの侵攻開始後市民グループがウクライナへの連帯を示そうと行っている活動である。グループの李文賓さんは大国に侵略されるウクライナの境遇が台湾に似ているとしてウクライナを応援したいと考えている。最大野党国民党の支持者の1人の温明達さんはウクライナ情勢に強い関心がある中で中国との関係を深めるべきだと考え、アメリカには懐疑的だという。専門家は中国は統一を指示する人に勝ってほしいというメッセージを出しているが、中国政府は与党民進党と付き合う感覚を身に着けている等と話した。台湾の有権者たちは中国からの軍事的圧力に対し、現状が悪化しないという意味での現状維持を望んでいて、総統選挙では決して軍事衝突になってはならないという点では共通している。キャッチ!世界のトップニュースの番組宣伝。