1年前に夫を亡くした竹本澄惠さん72歳を取材。車の免許は返納し、娘が買ってくれた電動自転車が相棒。夫婦2人で乗った車は手放した。今は3階建ての一軒家にひとりで暮らしている。2人は友達みたいな夫婦だったそう。死別後、しばらくは泣いて過ごしていた。10年来の友人るりさんは、竹本さんより早く夫を亡くしている。今、ひとりで生きる暮らし方を確かなものにし始めている。2人で暮らしていた頃は外食も多かったが、ひとりになったあとは適当に済ませる食事に侘しさを感じ、逆に積極的に台所に立つようになった。すると、料理が大切な時間になったという。体重も減り、今が一番体調が良いそう。子どもや友人に電話がしづらい夜はAIが話し相手になってくれる。