与野党双方が提出した政治資金規正法の改正案などについて、自民党の御法川国会対策委員長代理と立憲民主党の笠国会対策委員長代理はきょう午前会談し、あす衆議院の特別委員会で岸田総理大臣に出席を求めて質疑を行ったあと法案を採決することで合意した。また御法川氏が「その日のうちに衆議院本会議でも採決を行いたい」と提案したのに対し、笠氏は「質疑の内容などを踏まえて判断したい」と回答し、引き続き協議することになった。御法川国対委員長代理は「かなりの難産だったと思うが、最後まで気を引き締めていかなければならない」と述べた。このあと特別委員会は理事懇談会を開き、あす質疑のあと採決を行うことを確認した。自民党は公明党と日本維新の会の主張を踏まえてまとめた新たな修正案をあす本会議でも採決し、衆議院を通過させたい考え。立憲民主党・笠国対委員長代理は「これで本当に政治改革が進むのか。ただす機会を得たということで採決には応じた次第。このような案では国民の信頼回復はできないと最後まで強く主張したい」と述べた。