年の瀬に日本三大奇祭の1つと言われる茨城・笠間市の愛宕神社の悪態まつりが行われた。一節には、江戸時代に地元の領主が住民の不平不満を悪態の中から探ろうとしたことが始まりとされる。参拝者たちは日頃溜め込んだ不満やストレスと天狗にぶつける。まつりの直前、神社で準備を進める13人の天狗。まつりの間、天狗は喋ることが禁止。どれだけ悪態を浴びても冷静さが求められる。約4kgの山道を歩き、16箇所の祠にお供え物をして回る。罵声の中でも多く噴出したのは、今年を象徴する問題について。物価高のなか賃金や家計に関わる不満。その一方で未来に期待する声も聞かれた。まつり終盤に立ちはだかるのは、勾配が急な魔の階段。ゴールの愛宕神社に到着すると、大人も子どもも悪態の熱は最高潮に達した。
