箱根駅伝には他の大会にはない光景がある。それは伴走だ。青山学院の原晋監督、駒澤大学の大八木弘明監督らがマイクで叫ぶ。山梨学院大学陸上部顧問の上田さんは、長年、監督として声をかけてきたという。選手時代自分も声をかけられたという。大学4年の頃、気持ちが切れそうになった。そのとき、順天堂大学お澤木啓祐監督が声をかけた。下りになったら大丈夫だと声をかけられた。奮起した上田さん。順天堂大学は往路優勝。79回大会から運営管理車と名前を変え、選手を支え続けている。91回大会では、上田さんは、井上大仁に声をかけた。タスキを渡す直前にありがとうと声をかけたという。駅伝は信じる気持ちを運ぶ競技だとのこと。