スノーボードハーフパイプ界のミライ☆モンスター・珀くんの練習に密着。早朝から念入りにストレッチを1時間行い、雪山で練習。約100mを飛んでは登りの繰り返しだが珀くんは楽しんでいた。スノーボードハーフパイプはコース全長80～180mで左右の壁でジャンプを繰り出す採点競技。採点方法はジャンプの高さ、技の完成度と難易度で100点満点でジャッジする。珀くんが得意とする大技は空宙で縦2回転、横に3回転する技で悪天候の日も練習に明け暮れていた。
珀くんがここまで練習に精を出すのは地元・兵庫県豊岡市の方々の存在。パン屋や美容室などいたるところに募金箱が設置されており、3兄弟の活動費のために寄付金を募っている。整体院では体のメンテナンス、歯の定期検診を無償で行っている。中でも珀くんが恩返ししたいのは母・香さん。動画の撮影のほか、遠征の送迎してくれている。今回は北海道、青森県に移動し総距離は約2000km。節約のため車中泊しており、料理も車内で行っている。
そして珀くんが出場する「第30回 全日本スキー選手権大会」がスタート。珀くんの目標は6位入賞。予選1本目、2本目の上位6名、計12名が決勝へ進出。珀くんの予選1本目は21位と即決勝進出とはならず。一方、兄の玖くんはノーミスでゴールし決勝進出を決めた。後が無い珀くんが予選2本目へ。