100以上の国と地域で公開される映画「8番出口」。原作は1人の日本人が作った通路を歩くだけのインディーゲームだが、日本の制作者らしいシンプルで細かい作りが世界で人気。国内では東京メトロが謎解きゲーム形式でリアルイベントを実施しているほか、グッズ展開などさまざまな形でも「8番出口」がIPコンテンツとして使われている。他の日本のインディーゲームでIPとして注目される作品がある。大手出版社、集英社グループが書籍展開を進めているゲームがドラマ形式のゲーム「都市伝説解体センター」。4人の開発チーム「墓場文庫」が手がけた少人数で作った、まさにインディーゲームだが2月に発売し3か月で30万本を販売した。集英社は今月、コミックや小説など3種類の書籍を発売。アクリルキーホルダーなどグッズも開発中でIPとして活用の幅を広げている。他業種も目をつけるインディーゲームのIP展開。「8番出口」の川村元気監督に何人かすごく気にしているクリエイターはいるが、インディーゲームは日本やアメリカ、中国などの大国だけでなく人口の少ない小さな国でも作られている状況で、今後はレッドオーシャンになると話していた。
