2025年9月13日放送 5:30 - 6:00 フジテレビ

週刊フジテレビ批評

出演者
渡辺和洋 斉藤舞子 福間美由紀 伊藤さとり 石黒裕之 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

オープニングの挨拶。今回は【国際共同製作映画が評価されるワケ】。

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遠い山なみの光
テレビウィークリー
愛の、がっこう。

9月4日放送の「愛の、がっこう。」に寄せられた視聴者からのコメント「障害に関する社会の無理解や毒親の過干渉に偏見などリアルに描かれ考えさせられる」などを紹介。

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愛の、がっこう。
何か“オモシロいコト”ないの?

9月4日放送の「何か“オモシロいコト”ないの?」に寄せられた視聴者からのコメント「うるさい感じはとっても楽しかった」などを紹介。

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何か“オモシロいコト”ないの?
有吉の夏休み2025 密着77時間in Hawaii

9月6日放送の「有吉の夏休み2025 密着77時間in Hawaii」に寄せられた視聴者からのコメント「若いキャストを複数入れたほうがいい」などを紹介。

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有吉の夏休み2025 密着77時間in Hawaii
フジテレビ番組審議会

番組「ザ!戦後80年の映像遺産SP 池上彰×加藤浩次の運命の転換点」をテーマに行われたフジテレビ番組審議会の様子を紹介。委員たちからの意見に対し担当者の鹿嶋豪心チーフプロデューサーは1回きりの番組にしないようにするのが課題であり、個々のテーマを扱ったうえでどう深堀りしていくのかも考えていきたいなどと語った。

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ザ!戦後80年の映像遺産SP 池上彰×加藤浩次の運命の転換点フジテレビジョン三浦瑠麗井上由美子但木敬一小山薫堂岡室美奈子最相葉月鹿嶋豪心
The批評対談
今日の批評対談

今年5月に第78回カンヌ国際映画祭が開催し、国際共同製作映画が注目された。映画「遠い山なみの光」も3カ国共同製作映画であり、国共同製作映画が世界的に評価されるワケに迫っていく。

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伊藤さとり石黒裕之福間美由紀第78回 カンヌ国際映画祭遠い山なみの光
カンヌ国際映画祭でも注目! 国際共同製作映画とは

映画プロデューサーの石黒裕之、福間美由紀、映画評論家の伊藤さとりがゲストに登場。石黒らは国際共同製作について、複数の国が金・人材・ノウハウを持ち寄り映画を作ることであり、資金調達の部分が大きく影響し、ヨーロッパを始め台湾や東南アジアでも増えてきているなどと語った。石黒らはパルムドールを受賞した「UN SIMPLE ACCIDENT」はイラン・フランス・ルクセンブルクの合作であり、イラン国家から長年映画製作禁止や政治的弾圧に直面してきたジャファル・パナヒ監督が抑圧への抵抗としてイラン国内で秘密裏に製作した力作でイラン国内だけでは資金調達は難しかったなどと伝えた。

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Un Simple Accidentカンヌ国際映画祭ジャファル・パナヒパルムドール
日・英・ポーランド3カ国合作「遠い山なみの光」製作舞台裏

日・英・ポーランド3カ国合作映画「遠い山なみの光」についてプロデュースを担当してきた石黒らは戦後の物語であるが海外の映画を見た人たちからは移民の話なのかと問われ、自分たちもこうした経験があると話してもらえ、日本人としてなかった感覚に気づかせてもらえたなどと明かした。伊藤らはカズオ・イシグロが出てくるだけで注目度が高まり、そこに日本のキャスト陣が揃ってミステリアスな作品に仕上がっており、日本だけではなく世界に向けた内容になっているなどと伝えた。石黒はロンドン大学時代に原作と出会い、2つの国を舞台にしつつ、主な舞台は日本であったため日本の監督で映画化できると考えていたなどと告げた。石黒らはポーランドも製作に参加した理由について、ポスプロの段階でポーランド国立映画大学で演出を学んだ経歴がある石川慶監督がポーランドで行うことを提案し、日本でもイギリスでもないポーランドで第三者の目線で仕上げを行ったことは大きな価値があったなどと話した。石黒らは3カ国から2名ずつプロデューサーが参加し、それぞれに男女がいて年齢も様々であり、常に議論が誰かの意見に引っ張られることなく建設的に行われ、国際映画祭などグローバルな場で楽しまれる作品になるとプロセスの段階から感じてきたなどと語った。

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カズオ・イシグロポーランド国立映画大学ロンドン大学石川慶第78回 カンヌ国際映画祭遠い山なみの光

「遠い山なみの光」での日・英・ポーランド3カ国合作ではトラブルは日常であり、やること一つ一つに対して文化の違いが垣間見え、二階堂ふみが演じた女性が戦時中に体験したことをスラスラと一人語りするシーンがあり、石川慶監督は女性の背後から撮る1分ほどのシーンに仕上げたがイギリスのプロデューサーからは映画では演者の表情でエモーショナルを表現するべきと指摘が入り、日本語が分かれば台詞の言い回しやトーンから想像も膨らむが日本語が分からないと字幕を見るしかないため難しいのかと考えさせられたなどと伝えた。石黒らはポーランドから参加していた製作陣は映画を間や絵や色で詩やポエムのような表現をしてほしいと常に言っていたなどと告げた。石黒らはイギリスの製作チームは食事する時間はしっかり決めて守っており、照明なら照明のチームで固まって食事し、コミュニケーションの時間としても重要視していたなどと話した。

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ペ・ドゥナ二階堂ふみ
国際共同製作が広げる 日本映画界の可能性

石黒らは現代では世界中の人達が物語をすごいスピードで共有することができ、国内だけの視点ではなく様々な視点から題材を選べ、トピックを広く持てることが利点となるなどと語った。福間らは国際共同製作を初めて海外で行った際に労働環境の違いに大きく驚きがあり、外の目線を持つことで今の日本はどうなのかと問い直す契機になり、映画制作現場だけにおいてもグローバルスタンダードをスタッフ・キャストも知ることができ、経験を日本に持ち帰ることで環境改善やシステムアップデートに繋いでいけ、それが日本映画界により良い影響となっていくなどと告げた。

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