夏の観光シーズンを迎えた箱根でAIを使った相乗りタクシーの実証実験が昨日から始まった。乗りたい場所と降りたい場所を入力して予約をすると複数人の希望場所からAIが最適なルートを割り出して迎えに来てくれる。実証では10人乗りなど定員の多い車両を使う。AIにより効率的に乗車率を上げることで混雑を緩和するとともに二酸化炭素の排出量も減らす狙い。実証は来年7月末まで1年間行う。神奈川・箱根町では観光地や宿泊施設が点在しているため、慢性的な渋滞やタクシーの待ち時間の長さが課題。インバウンド需要が回復する中、課題解消の一手となるか注目されている。