日本の医療費は2023年度には48兆円を超えて過去最高を更新した。背景にあるのは高齢化。その医療費の6割が65歳以上の高齢者によるもの。特に医療費を押し上げているのは長期間の治療を必要とする慢性疾患。糖尿病の医療費は1兆2000億円。脳梗塞などの脳血管疾患は1兆8000億円を超える。そこで今注目されているのが再生医療。ヒトの体の中にある細胞の再生する力を活用する医療で、これまで治療が困難だった病気への新たなアプローチとして医療費の抑制に繋がるのではと期待が寄せられる。その一つが赤ちゃんから採取するへその緒。通常は廃棄されるが今新たな医療資源として期待される。へその緒には抗炎症、組織を修復する機能があると言われ、肺疾患、糖尿病、動脈硬化、心筋梗塞などの治療法を研究。
