2026年8月13日放送 23:06 - 23:55 テレビ東京

カンブリア宮殿
【世界初!日本発!を連発…ヒット商品を支える巨大黒子企業の全貌】

出演者
金原ひとみ ヒャダイン 
(オープニング)
オープニングトーク

ヒャダインと金原は今日の会社は容器を作っている会社と紹介した。

カンブリア宮殿 ヒット商品を支える!巨大黒子企業
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「氷結」「ボス」「お~いお茶」容器の裏にこの企業あり!

スーパーで箱買いされているのは缶酎ハイ。色々な種類が並んでいるが、キリンの氷結は日本で一番売れている缶酎ハイで、凹凸のある独特な缶がトレードマーク。人気の秘訣は味だけでなく、開けると缶の形が変化する。三角形の凹凸がくっきりと現れるダイヤカット缶。他にもサントリーのボスの缶に伊藤園のお~いお茶も。作っているのは東洋製罐。缶のシェアは40%、ペットボトルは30%といずれもトップ。飲料メーカーは違っても容器は同じ会社が作っている。会長は大塚一男。売り上げは過去最高の9632億円を記録。

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

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東洋製罐グループホールディングス
カンブリア宮殿 ヒット商品を支える!巨大黒子企業
ペットボトルの“違い”とは?「じゃがりこ」サクサクの秘密

大塚は容器は中身によって変えていると答え、底のほうが変わっているのは炭酸飲料用のボトルで内圧がかかるために耐えられるように形を作っているという。その隣にはペットボトルは熱に強くないために変形しやすいが、パネルの部分が変形しないように工夫しているという。じゃがりこの容器については中にアルミを貼っていて水分を嫌うために遮断しているという。 また商品には「CAN」と表記されているが、その意味については自分たちで研究しイノベーションを起こしていこうという「缶」だけでなく私達は何でもできるというメッセージをこめていると答えた。

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「サトウのごはん」「キユーピー」も!容器に秘められた技術

新潟県にあるサトウ食品 聖籠ファクトリー。ここはロングセラーのサトウのごはんの製造工場で、保存料を使っていないのに炊きたての一年間も楽しめる。それを可能にしたのが容器。断面をみせてもらうと、三層構造で真ん中に黒いものが挟まっている。その正体は脱酸素剤。これが容器の中の酸素を吸収しご飯の酸化を防ぐ。炊きたての味をキープし、カビ菌などの繁殖も防ぐ世界初の技術。また容器の成形機は東洋製罐から購入している。作りたての容器のほうが酸素吸収効果が高いという。

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東洋製罐は1917年に高碕達之助が創立。職人がブリキをはんだ付けして缶詰の缶を作っていた時代に機械を使って大量生産するビジネスを始めた。そこからアイディアを広げ、ビール用の缶や、紙カップを日本で初めて作った。そんな高碕の信念は「小成に安んずるは退歩である」。現状に満足するなという意味。1969年にはレトルト用のアルミパウチを世界で始めて生産し、それをボンカレーが採用。光と酸素を遮断して、酸化を防ぎ、ニか月だった賞味期限を2年に。1972年にはマヨネーズ用のボトルを開発した。国内トップシェアのキユーピーも東洋製罐の容器を使っている。カロリーが半分のキユーピーハーフは見た目は普通のマヨネーズボトルだが、特別な技術には油が少ないハーフは酸素に弱く賞味期限が短いという課題があった。そこで酸化吸収フィルムで酸化を防ぎ。賞味期限は7ヶ月から10か月に。

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世界初!日本初!を連発「容器は常に進化する」

スタジオで東洋製罐の歴史を振り返った。創業者の高碕達之助が言う「小成に安んずるは退歩である」と言っていたが、人間は現状維持で安心してしまう。大塚はその真意に、世の中は常に進化、進歩するので生活に密着している容器は常に進歩が必要であるという意味だと答えた。

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空飛ぶスプレー缶!? 世の中を買える新技術

横浜市の東洋製罐のテクニカルセンター。小南が進化させたのはスプレー缶。日本で始めて殺虫剤用を作ったのは東洋製罐。通常は霧状の噴射されるが、小南の開発したものは一直線で、水ならば飛距離は5mにもなる。このスプレー缶を独自開発した噴射装置にセットし、空中で静止させたまま噴射口だけを操作できるので狙いを定めやすい。屋根の補修や鳥よけなど様々な用途のスプレー缶を噴射装置とともに販売。高所で錆止め剤を使うなどの場所で使用されているという。

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なぜグループ93社もある?ブリキ板から機械設備まで

東洋製罐グループは93社の会社があり、プラスチック、金属、紙、ガラスなど様々扱っている。プラスチックだけでも16社あるが、大塚は検査容器を作ったり、車の製品などプラスチックだけでも多岐にわたるという。また鋼板については、当初ブリキ板で缶を作っていたため、包装容器の中でも銅板は川上になり、次に設備がないと作れないためパリューチェーンの一つだと答えた。 エンジニアリングが必要なのでそうした会社も含め93社になるという。

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勤務時間に自由研究!? 失敗してもお咎めなし!

東洋製罐グループには画期的な製品を生む驚きの精度がある。ネコ好きの研究員の稲葉は、勤務時間中にも関わらず取り掛かっていたのは、ネコの紙コップを作っていたがそうした自由な研究は勤務時間の3割までOK。にゃんこっぷはねこカフェなどに売り込もうと商品化を進めている。またボスの缶コーヒーなどを手掛けた小林。今行っている自由研究は正面が見やすいようにと考えた四角い缶。自由に研究ができて失敗してもお咎めなし。こうしたやり方でヒット商品も生まれた。アルミカップのルミサスは捨てたあとに同じ製品に再生する水平リサイクルが可能。環境に優しいとスポーツ海上や音楽イベントなどで採用されている。飲み心地を追及した。またユカイ工学と共同開発した猫舌ふーふーは器のふちにつけると口から風を出して冷ましてくれる。充電式の小型ファンが内蔵してあるという。この製品についてかなり懐疑的な意見も多かったという大塚。3分の1しか賛同されなくてもそれは無視できないと答え、色々な環境の中で行きている人がいると答え、少数の便利はみんなの便利になると答えた。

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累計150億本を販売!ダイヤカット缶の開発秘話

大塚は社員たちに挑戦する背中をみせたいと始めたのはフルマラソン。タイムリミットは7時間の中で6時間26分でゴールした。1959年に秋田で生まれた大塚は、慶応大学の工学部に入部し金属加工を学んだ。鉄道車両を作りたかったが、指導教員に東洋製罐を進められ工場の見学へ。身近な商品を作っていたことに興味が湧き入社。すぐに当確を表した。ビール会社の要望をうけてスクリュー型のキャップを開発。プルタブが主流だった缶のフタに革命を起こした。そして最大のヒットになったダイヤカット缶を発明。特殊な折り目をつけて丸めるとダイヤカット現れる。これはデザインが目的ではなく、同じ紙を丸めて強度を比較すると、強度は3倍になるという。大塚は5年かけてダイヤカットの加工技術を確立させた。しかしスチール製で缶コーヒー用に販売したもののすぐに終了してしまう。そこでアルミに変えてビール缶にしてみたが、ビールを充填するとダイヤカットが消えてしまった。やむなく大塚は廃棄処分をしようと蓋をあけた。その時に、ダイヤカットがガスが抜けて浮き出た。ビール会社に提案するとキリンが氷結で採用し累計150億本を販売した。大塚は廃棄をしようと、倉庫にしまっていたが、中身をあけて処分をするが開けた時に戻ったがそれが面白いと感じたと答えた。また缶は変化しないほうが当たり前だと思っているが。変化するのは世の中になかった商品だと答えた。

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大塚は今密か研究をしているがアルミ缶はプレス加工されるが、ペットボトルは膨らませて加工する。しかし特殊なやり方でペットボトルのようにふくらませることに成功したが鏡餅のような独特な形状を生み出した。まだ中身は考えてはいないが組み合わせ技術で何かを作るのが面白いという。

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医療分野にも進出のワケ 「容器」の技術が人々を救う

神奈川県藤沢市にあるオリヅルセラピューティクスは再生医療を研究するスタートアップ。牧田さんは、糖尿病の治療に必要なインスリンを出す細胞を培養している。しかし細胞培養には課題があり、細胞が入った赤い液体を、穴に移して培養するが一回に作れる量が少なく、この作業を何度も繰り返す必要があった。東洋製罐グループの作った細胞培養の専門のバッグは特徴は内側に3万個以上ある小さな丸。顕微鏡で断面をみると半球のくぼみになっている。この袋に細胞をいれて専用の機器で固定。すると細胞が下にあるくぼみに集まって一つの塊に。この塊を培養した細胞がインスリンを分泌。以前に比べて300倍の量を一気に作れるようになった。大塚は医療分野へ進出した理由に包装容器の技術をどう使っていくかと考えた時に、バッグの中の小さな溝があったが、均一にできるのはカップの技術にあるという。熱したプラスチックの板を型に押し込んで空気をぬいて真空状態にすることで精密に作る。これを細胞培養のバッグにも応用した。

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社員にこっそり聞いた 答えて!大塚会長

東洋製罐の社員に大塚へぶつけたい質問を聞いた。東洋製罐を知る人は少ないが黒子の美学は?に大塚は身近な所自分たちの作ったものがあり、生活に密着し、容器は人から人へつなぐと答え、人と社会を繋いでいると答えた。

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金原ひとみがトップに聞く「究極の容器」とは?

大塚は究極の容器については、中身が使い終わるとゴミになるが、消えてなくなる容器を究極の容器だと答えた。

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(エンディング)
編集後記

金原は今日の総括に、東洋製罐は、どれだけの人に快適を捧げてきたのだろう。賛成の声が少なくても、無視はできない。マイノリティにとって快適なものは、マジョリティにとっても快適なのだ、という大塚さんの言葉は示唆的だった。常に超えの大きい人、多数派が幅を利かせる世の中で、あらゆる物と人を繋ぐ会社がこうした思想を持っていることに、救われる思いがした。全てはグラデーションであり、つながり、有機的に関わっている。そしてそのつながりを、つながり先にある出会いを東洋製罐は確実に底上げしてくれているのだ。かつてどんな不満があったか忘れてしまった人々にも、容器の存在に思いをはせることのない人々にも、その恩恵は与え続けられる。その静かな盤石さは、山にも勝る。とした。

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次回予告

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