ウェディングドレスデザイナーの桂由美さん。なおも現役でウェディングドレスの普及に人生を捧げ続ける。今ではウェディングドレスを選ぶ女性が多いが、創業当初はたったの3%だった。1964年、日本初のウェディングドレス専門店をオープン。しかし創業当初はドレスは売れず、10年間赤字経営が続いていたという。全ては花嫁の笑顔のために、選択肢を増やしたいと時代を駆け抜けた彼女の原動力とは。世界的デザイナーとして、国内外でコレクションショーを開催する桂由美。スレンダーラインのドレスは、自身の名がついたユミラインと呼ばれ世界的に大ヒット。今でもショーのたびに新作ドレスを発表市続け、桂由美のドレスを着た花嫁は80万人超え。デザイナー以外の一面もあり、週に1度のペースで店頭で接客を続けている。自宅で60年に渡り集めた世界中のウェディング資料を保管。トレードマークのターバンも大切に収められている。玄関には最愛の人の姿がある。東大卒で元大蔵省官僚のエリートとウェディングドレスデザイナー、共に初婚で当時異色のカップルとして大きく取り上げられた。仕事に打ち込む妻を優しく支えたという。ショーで披露する7着のドレスのチェック。最も大切にしているのは花嫁の個性。そして桂由美を支えるプロのデザイナーたち。31年間共に働く飯野さんは、辞めようと思ったことは何回もあるという。桂由美も追及する心というか妥協しないところがあるので、それを超えるような提案ができることを自分の中で目標としているという。桂由美が今力を入れているのは、夫婦が再び結婚式を上げて絆を深めるアニバーサリーウェディング。ウェディングドレス普及に走り続けて今思うことは、日本の結婚式が世界中から羨ましがられるハッピーなものにしていきたいなどと話した。