東京・練馬区に住む清水正栄さんと夫の功さん。78歳の正栄さんは要介護2の83歳功さんを介護している。着替えなど日常生活の一部に介助が必要。自宅には玄関の手すりや補助器具付きのベッド、薬の飲み忘れを防ぐポケット付きカレンダーなど功さんが生活しやすい工夫が行き届いている。同じ会社で働いていた功さんと正栄さんは1969年に結婚。10年後、娘が生まれ充実した日々を送っていた。しかし6年前、がんや脳梗塞などでほぼ寝たきりの状態になり、功さんは要介護4となった。区の窓口への相談や入浴がリハビリの出来る介護施設の見学を重ねるうちに介護施設「カタクリの花」に出会った。カタクリの花は施設に入所する以外にも通いのデイケアとして利用が出来る。功さんは週3回7時間リハビリに加え、入浴も施設で済ませているという。妻の正栄さんはその間に家事をしたり友人と会ったりと空き時間を有効に活用している。功さんは医学療法士と歩行などのリハビリを始める。リハビリの硬化で功さんは介護4から介護2になった。