中国国営の中央テレビによると、中国を訪問中のロシア・プーチン大統領と習近平国家主席が、昨日夜、北京・中南海の庭園で、ウクライナ情勢について意見交換を行い、習主席は「国際和平会議の開催を支持する」と表明し、プーチン氏は「ロシアは中国の公正かつバランスのとれた立場を高く評価する」として、「密に意思疎通を図っていきたい」と応じた。一方両首脳は昨日、関係の更なる強化を目指す共同声明に署名したが、米国・ホワイトハウスのジャンピエール報道官はこの共同声明を受け、「中国企業がウクライナに対するプーチンの戦争を支援することは容認できない」と牽制。また米国国務省のパテル副報道官は「中国がヨーロッパの安全保障に対する最大の脅威を煽ることはできない」と、ロシアとの関係を強化する中国にくぎを刺した。