原田さんは日本は中東から原油の9割を依存し、サウジはその半分を占める中、対するサウジ側は新産業の育成に向けた企業を求めることで利害が一致しているという。長寿も目指していくサウジだが、医療分野での期待は高いものとみられる。サウジは糖尿病の患者が増加しているのが現状であり、高額な設備の需要だけでなく市民の健康底上げも目指すものとなる。脱炭素を巡りサウジは砂漠に中国資本と協力して世界最大規模の太陽光発電所を導入する方針であるとともに中国がEVを展開すれば競争は激しくなることが予想される中、中国はサウジとイランの関係改善を行う状況であり、関係の強化は重要となっている。