おとといの広島平和記念式典では、今年も原爆死没者名簿が収められた。前年の8月6日から1年間に死亡が確認された被爆者の名前が毎年書き加えられる。40年近く記帳してきた池亀和子さん。これまで約10万人の名前を記してきた。なかには両親や友人もいた。名簿の記帳は代々、被爆者の広島市職員が受け持ってきた。池亀さんも元広島市職員で、43歳で記帳を始めた。池亀さんは3歳で被爆した。池亀さんにとって記帳は3歳で被爆した自分にできる供養だと語る。式典前日、全ての記帳を終えた。今年名簿に加わった被爆者は5079人。累計34万4306人となった。