苅尾七臣教授によると、過去の災害関連死では脳卒中・心筋梗塞・大動脈解離・心不全などで亡くなった方が多いとのこと。いずれの病気も高血圧によって急激にリスクが高まるおそれがある。血圧上昇は自覚がなくても高まっているおそれがあるため、避難所などにある血圧計で測定しどの程度のリスクがあるか確認することが重要だと伝えられた。また苅尾七臣教授がチェックしてほしいと呼びかけているのは、「寒さ対策」「睡眠」「生活リズム」「運動の維持」「良質な食事」など。なかでも「寒さ対策」が重要で室温が10度下がると、血圧が10あがるとされている。服をきこみ、靴下などで足首を覆うなどしてほしいとしている。また、起きる時間と寝る時間を一定にすることも呼びかけている。