パリパラリンピック。1日、ボッチャの女子個人の3位決定戦に挑んだのはパラリンピック初出場の火ノ玉ジャパン、遠藤裕美選手。得意とするロングスローで優位に立ち、正確なスローで相手を圧倒し見事銅メダルを獲得した。生まれつき脳性まひと障害がある遠藤選手。支援学校に通っていた時、初めてボッチャに出会った。そして24歳の時、運動不足解消にと練習会に参加したのをきっかけに本格的に競技に取り組むことに。ボールを投げる感覚はまひのため、翌日にはほとんどなくなるという。毎日の練習でかすかな感覚を積み上げなければならない。遠藤選手のアシスタントを務め共に戦っているのが母・さとみさん。13年かけて手にしたパラリンピックのメダル。