宮城県沿岸部にある南三陸町は津波で大きな被害を受け、関連死を含め死者・行方不明者が800人以上にのぼった。この町の病院で被災した医師の菅野武さんは震災の経験を伝えている。震災を自分事として捉えてほしいという、菅野さんの思いを取材。自治医科大学特命教授の菅野さんはあの日、南三陸町にある志津川病院で被災した。当時内科医として勤務、病院の4階まで津波が押し寄せ70人を超える患者と病院の同僚が犠牲となった。この15年菅野さんが大切にしていることは災害を「自分事」として捉えどう行動するのかを想像してもらうこと。長期的な支援が必要だと若い研修医たちに伝えている。さらに医師として被災地で活動するために何が必要かを想像させている。医師として震災と向き合い続けた15年、次の災害に備えようという思いは若い世代にも引き継がれていく。
