日本銀行の金融政策決定会合は2日目、追加利上げをめぐる議論が大詰め。日銀が追加利上げをする場合に政策金利を0.25%引き上げるとみられる。暮らしには±両方の影響がある。普通預金や定期預金などの預金金利は上昇する可能性がある。住宅ローンの変動型金利や企業の借入金利なども上昇。住宅ローンの残高が多い20代〜40代にマイナスの影響の方がかなり大きい。追加利上げしやすい理由1.岸田首相が今月、記入政策の正常化が経済ステージの移行を後押しすると発言した。「利上げは慎重に」という政治からの圧力が和らいでいる。ある日銀OBは総理の発言について「利上げしても問題ない。むしろ円安にしっかり対応してほしいというメッセージだ」としている。理由2.今後の政治日程。9月の自民党総裁選、11月の米国・大統領選挙を控える中で日銀にとっては今回が政治、国際情勢に左右されずに政策判断できる数少ない機会。追加利上げに踏み切った場合、現在1ドル152円台後半の円安水準がさらに和らぐかどうかも大きな焦点となる。