岸田総理はきのう、議員会館にある菅前総理の事務所を訪れ、約30分会談した。会談では政治資金の問題への対応について意見交換をしたとのこと。政治資金や派閥のあり方を議論する「政治刷新本部」では来週には議論の中間とりまとめを行う。中間とりまとめを前に岸田総理は”派閥の解消”を主張する代表格の菅氏の意見も丁寧に聞き取る姿勢を示そうとしたものとみられる。岸田総理はその後官邸で麻生副総裁・森山総務会長とも会談した。麻生氏・森山氏は派閥の解消には慎重な姿勢。岸田総理がこうした立場の異なる意見を集約し、派閥のあり方について国民に響く対策を打ち出せるかが問われることとなる。