自民党総裁選は国会議員票368票、党員党友票368票の計736票で争われ、過半数を取った候補が新しい総裁に選ばれるが、JNNの取材では議員票は小泉氏が60票前後でトップ、次いで小林氏、林氏、茂木氏が続き、自民党・石破茂元幹事長と高市早苗経済安保担当大臣は35票前後となっている。党員党友票は午後2時現在、石破氏が14万票、高市氏が13万6000票、小泉氏が7万4000票となっていて、石破氏と高市氏が大きくリード。東京、神奈川といった大票田はまだ開票されていない。まもなく1回目の投票結果が出る。その後、上位2人の候補による5分間の演説が行われる。高市氏が党員党友票を伸ばしてきていることもあり、石破氏と高市氏による決選投票になる可能性が高い。決選投票では次の衆院選や来年の参院選を見据えて、石破氏と高市氏であれば世論調査で石破氏の人気が高いが、高市氏が党員票を伸ばしてくると議員心理にも影響が出てくるとみられる。岸田総理は旧岸田派の議員に対し、1回目の党員党友票で1位になった候補に決選投票で投票するようにと言っているが、高市氏が残らなかった場合という条件を付けていて、高市氏が残った場合は高市氏ではない候補に入れるよう指示を出したという。