今回の衆議院選挙で自民党、公明党の与党が過半数を取れなかった責任を誰が取るのかが問われている。石破総理や森山幹事長は続投の意向を示している一方で、小泉選対委員長が「選挙の責任を負う」という理由で辞任した。党内では「小泉さんだけでは済まない」という声が上がっていて、特に選挙戦終盤に起きた非公認候補側にも2000万円を配布してしていた問題などを受けて森山幹事長の責任も問われている。ただ石破総理は周辺に「なるべく布陣は変えたくない」と話していて、森山幹事長は続投させる考え。今後石破総理が続投するためには来月には国会で総理大臣指名選挙が行われる予定。石破総理が再び総理大臣に選出される必要があるが、与党が過半数割れしているため野党側との話し合いが不可欠。ある自民党議員は国民民主党との協力を示唆、政策面あるいは閣外協力をお願いするとしているという。今回の選挙で大幅に議席を増やした立憲民主党の野田代表も総理大臣指名選挙での総理選出を目指している。立憲民主党は執行役員を開き、小川幹事長は「野党各党に対してさまざまな連携やご協力のお願いを丁寧に呼びかける」と述べた。しかし野党各党がまとまって総理大臣指名選挙で野田氏に投票するメドは立っていない。