丹治倫敦さんの解説。日本の長期金利は1%近くまで上昇してきた。米国では大統領選でトランプ氏の勝利の可能性が高まっている。トランプ氏の政策は財政拡張、あるいはインフレの上昇といったところを中心に金利上昇材料と考えられている。米国の金利が上昇すると日米金利差を通じて為替も円安ドル高になりやすいといったようなことがあり、これは当然日銀に対しても利上げを促す要因になるというイメージ。日本では衆院選で自公が過半数割れということで野党との部分協力の可能性が高まっているが部分協力先として有力な国民民主党の政策はやはり財政拡張的な部分があるのでそういったところが金利上昇につながってくるのではないか。個人的には足元のこういった金利上昇の動きというのはすでに十分であったりあるいは逆にちょっと行き過ぎているような部分もあると思っている。米国財政政策の比較をトランプ氏、ハリス氏の場合を紹介。日本の政策への影響で重要なのは円安、為替を通じた影響だと思う。日本の10年金利1%超えについては材料次第。大統領選でトランプ氏が勝利した場合には一時的に1%を超えるという可能性はこれは十分にあるなどと日米政治から市場を読み解いた。