自民党の麻生太郎最高顧問が総裁選前倒しに賛成の考えを示した。麻生氏は約40人の議員が所属する自民党内で唯一の派閥・麻生派のトップ。麻生氏は「次の衆議院の総選挙で勝利できる体制を整えることこそが、今から我々が行っていかなければならないこと」などと述べた。党内で賛成派と慎重派による駆け引きが激しくなる中、麻生氏の判断が議員の心理に影響を与える可能性もある。“総裁選前倒し”を求める声は政務三役からも相次いでおり、ドミノ倒しの様相も呈してる。意思確認が行われる来週月曜に向けて、党内の攻防はいっそう激しくなる見通し。
