18日からブラジルで始まるG20サミットを前に、フランスではEUが南米のブラジルやアルゼンチンが加盟する共同市場メルコスールと自由貿易協定を結ぶ動きに対して、農業団体による抗議活動が始まった。南米から安い牛肉やワインなど輸入製品が入ると農家の生活が圧迫されるとして抗議活動を来月中旬まで続けるとしている。農家の不満は全国的に高まってきている。今年1月の全国デモで農家は農業用のガソリンにかける税金の引き上げを阻止してきた。農家にとって不安材料の一つが乱高下する穀物の価格。全国の従業員組合代表選挙が来年1月に迫っている中、農業組合は18日から全国で抗議活動を行う予定。