天候不良などによる4度の延期を経て、打ち上げが行われた「H3ロケット4号機」。機体はすぐ雲の中に隠れてしまったものの、打ち上げからおよそ30分後、防衛通信衛星「きらめき3号」を予定の軌道に投入し、打ち上げは成功。「きらめき3号」は、自衛隊の情報通信に用いられるものだが、専門家によると、今後私たちの暮らしを守る際に大きく役立つという。和歌山大学・秋山演亮教授は、「今回のきらめき3号、災害復旧のための部隊が途切れることなく通信ができると、被災地において災害救助が迅速に行われるということを保証していただけると、我々国民の生活にとっても非常に大きな影響を与えるものだと思います」などと話した。