アメリカのトランプ政権が在日アメリカ軍の機能強化計画の中止を検討していると報じられた。連邦政府の経費削減の一環とされている。CNNテレビは19日、独自に入手した内部文書などをもとに国防総省がアメリカ軍の組織の統廃合を検討していると報じた。トランプ政権が進める連邦政府の経費削減の一環で、具体的にはヨーロッパとアフリカをそれぞれ管轄する司令部を統合すること、在日アメリカ軍の機能強化計画を中止することなどが検討されているとしている。在日アメリカ軍に関しては実行されれば約11億ドル、日本円で約1600億円を節約できる可能性があるものの、政治的なリスクが生じる恐れがあるとも指摘されているという。アメリカは自衛隊との連携強化を見据え、在日アメリカ軍を統合軍司令部として再編する計画を進めている。