イタリア・ベネチアで、オーバーツーリズム対策として日帰り観光客を対象に「入場料」を徴収する制度が試験的に始まった。1日5ユーロ、日本円で830円ほどになる。ことしの7月中旬までの祝日などに運用し効果を見極めるという。拒否すると罰金も科されるという。ベネチアへの観光客は年間1300万人で、うち3分の2は日帰りだという。試験期間後には金額と期間を変更する可能性がある。専門家は「ヨーロッパの都市はオーバーツーリズムに悩んでいる。ベネチアが他の都市に先駆けて実験台になるということ」と述べている。観光客の増加と気候変動により、ベネチアの住民は記録的な少なさとなっているという。