高校生ゴルファー柴崎香凛選手(17)。明後日プロの初ツアーに初挑戦する。武器はドライバーショット。その飛距離は275ヤード。平均260ヤード近いという飛距離は日本女子プロのトップとほぼ同レベル。小学5年生でゴルフを始めた柴崎選手。高校1年生で世界ジュニアゴルフ選手権の東日本大会で準優勝するなど未来のプロゴルファーとして期待されている。柴崎選手を支えているのがゴルフ経験者の父・智敬さん。練習指導や全国大会の遠征などサポートに徹している。柴崎親子には父考案の独自練習がある。ベンチに座ると素振りのような動き。膝・腰を固定し、スイング軌道を安定させることで、より確実にボールを捉えられるようになるという。これまでにも智敬さん考案のフラフープを取り入れたアプローチ練習や縄跳びを用いた練習など多くの独自練習を取り入れてきた柴崎選手。さらに2年前から週4日の筋力トレーニングにも取り組み、武器の飛距離はさらに向上したという。そして独自に行なっていたのが智敬さんが住職を務める実家のお寺で行う坐禅。去年試合で不調が続き、メンタルのコントロールが必要と考え、今年から取り入れたという。すると7月のトップツアー予選を2位で通過し、初の本戦出場を勝ち取った。「強みである飛距離を武器にチャレンジして見てくれる方の印象に残るプレーがしたい」と語った。