草なぎ剛主演のドラマ「デフ・ヴォイス法廷の手話通訳士」。去年12月に放送したところ、反響が大きく、今週と来週、Eテレで放送している。草なぎ剛演じる元警察職員の手話通訳士が耳の聞こえないろう者をめぐる殺人事件を追う。隠された真実に迫りながら、ろう者や難聴者、その家族が置かれた現状も描く社会派ドラマだ。出演するろう者や難聴者は、約20人の当事者が演じている。手話は、手の動きだけでなく、スピードや間、顔の表情も重要な要素となる。当事者だからこそできるこまやかで迫力のある手話表現が実現され、作品の魅力になっている。