- 出演者
- 小田切千 片山千恵子 どーもくん 田中美都
KDDIは、ローソンに対し、ことし4月ごろをめどに、4900億円あまりを投じて、TOBの手続きを開始し、ローソンの株式50%を取得する方針だ。ローソンは、三菱商事が株式の50%あまりを保有し、親会社となっているが、TOBが実現した場合、KDDIと三菱商事がそれぞれ50%を保有し、ローソンを共同経営するかたちとなる。3社はきょう、資本業務提携を結び、9月頃に共同経営を始める見通しだ。店舗網を相互に活用し、銀行や保険などを提供するほか、KDDIのデジタル技術活用して、コンビニの店舗運営の効率化などを進めることを検討するとしている。コンビニ業界では、人口減少やネット通販の普及などで、事業戦略の強化や見直しが課題となっていて、KDDIとローソンが持つ異業種の経済圏の連携は、今後の競争環境に影響を与えそうだ。
日銀は、マイナス金利政策とともに、市場から国債やETFなどの資産を買い入れる大規模な金融緩和策を行っているが、市場では、日銀がいまの緩和策を転換する時期が近づいているとの見方が強まっている。植田総裁はきょう、衆議院の予算委員会に出席し、ETFの買い入れ方針の見直しについて問われ、2%の物価目標が持続的・安定的に見通せるようになったときに、ほかの手段も含めて、継続することがよいかどうか検討するなどとし、マイナス金利政策とともに見直しの議論を進める考えを示した。すでに買い入れているETFの売却を含めた処分については、もう少し先で、考える時間的余裕があると思っていると述べた。先月の日銀の金融政策決定会合では、委員の間から、金融緩和策の転換に向け、前向きな発言が相次いでいたことが明らかになっていて、日銀の政策対応の行方に関心が集まっている。
家計調査が発表され、去年1年間の1世帯あたりのギョーザの購入額で、浜松市が宇都宮市を上回り、3年ぶりに日本一を奪還した。去年1位だった宮崎は、ことしは次点だったが、ギョーザを無料で振る舞っていた。宇都宮は、3位だった。この調査のギョーザの購入額には、冷凍ギョーザの購入額は含まれないことから、宇都宮市などは、実態に即していないなどとして、順位にこだわらず、ギョーザを活かしたまちづくりをしていきたいとしている。家計調査は、国が無作為に選択した世帯の家計収支をまとめたもので、品目ごとの支出額が、都道府県庁所在地や政令指定都市ごとに示される。納豆では、水戸市が3位、盛岡市が1位などとなっている。ラーメンでは、山形市が2年連続で日本一となった。費用は、1世帯あたり1万7593円で、過去最高額を更新した。市内では、そば店でラーメンを提供する店も多いほか、自宅に来客があると、出前でラーメンを注文し、おもてなしをする文化があるという。夏には、冷やしラーメンが食べられる。ラーメンのPRに中心的な役割を果たしている市職員は、去年1年間で、約70店舗で、130杯を食べた。毎回、SNSに投稿し、魅力を発信している。県職員は、山形市のラーメン熱を県外に発信していきたいなどとした。
月面探査機「SLIM」に関するトーク。SLIMは先月20日、月面着陸に挑戦し、高度50メートルでエンジンの一部が破損し、姿勢が制御できないまま、逆立ち状態で着陸した。太陽電池が太陽と反対を向いていて、発電できなかったが、8日後に、奇跡的に発電し始めて、3日間月面を観測した。最大の成果は、ピンポイント着陸の成功だ。これまでの各国の着陸は、平坦な降りやすいところに降りるもので、その精度は、数キロから十数キロだった。SLIMは、降下しながら、月面を撮影し、インプットされている月面の地図と照合して、自身の位置を把握した。目標との誤差は、55メートルだった。2つ目の成果は、着陸直前に放出した、月面を這うように進む超小型ロボットでの撮影成功だ。3つ目の成果は、月の岩石の観測に成功したことだ。近年、月面のクレーターの中などに、水が存在する可能性が出てきている。地球から月に、水1リットルを持っていくのには、1億円かかるため、現地調達するために、各国の探査競争が激しくなってきている。現状では、月の資源に対する権限について、明確な取り決めがなく、早く見つけた国が優先的に利用できる可能性があり、水がありそうなところに、日本がピンポイントで行ければ、今後、月面探査をリードしていける可能性がある。今後、月への物資の輸送は、民間が担う可能性がある。アメリカでは、NASAが複数の民間ベンチャーを選定して、資金や技術を支援しており、先月に続き、今月も、支援を受けたベンチャーが月面着陸に挑戦する。水野は、日本も、JAXAがピンポイント着陸技術を技術移転して、物資輸送が行える民間ベンチャーを育てていくことが課題になるなどと話した。今月中旬、SLIMは再復活に挑戦するため、観測を再開できるか、注目される。
鹿児島県の中継映像が流れた。
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東京・台東区の蔵前駅近くの文具店から中継。ここでオリジナルの万年筆のインクを作ることができる。目の前には17種類のインクが並んでおり、1回45分でインクを好きなように選んで調合して混ぜて自分だけの色を作ることができる。番組ロゴのグラデーションのような色を作ることに。基本的には2色または3色で調合をお願いしているとのこと。たくさん色を混ぜると黒に近くなり濁ってしまうそう。インクは万年筆だけでなく蛍光ペンやボールペンにも使えるという。出演者らは「ゆう5時カラーできましたね!作ってみたい」等とコメント。
鹿児島の様子が流れた。現在の気温は14℃。今日は日中よく晴れ、最高気温17℃と3月中旬並みだった。明日は雲が広がる予報で気温は今日ほど上がらない見込み。東京・八王子市の様子が流れた。大雪の影響でJR八王子駅では一部の路線で運休や遅れが出た。明日は晴れ間が出て日中は10℃前後まで上がる予想。
天候に関するトーク。きのうは、関東でも大雪となり、東京都心も最大で8センチの積雪となった。日本で最も深い積雪の記録は、1927年2月の滋賀県・伊吹山で11m82cmとなっている。2位は、青森県で、5m66cmとなっている。伊吹山の記録は、世界一の記録となっている。田中は、現在は、レーザーや超音波などで計測していて、当時は、伊吹山の山頂で、3mの棒を使って計測していたなどと話した。
全国の天気予報を伝えた。
草なぎ剛主演のドラマ「デフ・ヴォイス法廷の手話通訳士」。去年12月に放送したところ、反響が大きく、今週と来週、Eテレで放送している。草なぎ剛演じる元警察職員の手話通訳士が耳の聞こえないろう者をめぐる殺人事件を追う。隠された真実に迫りながら、ろう者や難聴者、その家族が置かれた現状も描く社会派ドラマだ。出演するろう者や難聴者は、約20人の当事者が演じている。手話は、手の動きだけでなく、スピードや間、顔の表情も重要な要素となる。当事者だからこそできるこまやかで迫力のある手話表現が実現され、作品の魅力になっている。
ドラマ「デフ・ヴォイス」で、ろう者の門奈哲郎が殺人を疑われ、問いただされるシーン。「無関係です」というセリフを手話でどう表現するか、俳優と手話指導の担当者が何度も検討を重ねた。手話指導の江副さんは、相手を突っぱねる意志の強さを表現したいと考えていた。感情を殺し、手話は鋭い動きで威圧感を出すことにした。撮影現場では、コミュニケーションの工夫も重要だ。撮影の合図は、手を回して視界に入りやすいサインにしたという。
ドラマ「デフ・ヴォイス」で主演を務める草なぎ剛は、他の現場では味わったことのないような、人と人の間の見えない壁のようなものが手話によってなくなるような感覚があるなどと話した。今週・来週とEテレで放送しているドラマ「デフ・ヴォイス」は、手話付きの放送となっている。前編は、NHK+で配信中だ。後編は、11日午後3時45分から放送される。
札幌の中継映像が流れた。
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- 札幌(北海道)
おととい始まったさっぽろ雪まつり。今年の公式キャラクターはシマエナガ。つぶらな瞳にまん丸ふわふわなボディ。北海道に生息する野鳥。全長14センチ、重さ7グラム。気温が下がると防寒のために羽毛と羽毛の間に空気を溜め込んで丸い形に。このシマエナガに魅了された人たちを取材した。フォロワー数約49万人のSNS。シマエナガの様々な表情を捉えた写真が毎日のように投稿されている。撮影したのは札幌市の写真家やなぎさわごうさん。写真集を何冊も出すなどシマエナガ人気を牽引している。シマエナガの特徴的な体型を生かして様々なレシピも開発。SNSで話題となったリーゼント頭のヤンキーおにぎり。シマエナガの一瞬の表情を残したいと8年前から本格的に撮影を開始。今や1日の大半をシマエナガに費やしている。この日、シマエナガがよく現れる公園に出かけた。動きが早く正面から捉えるのは簡単ではない。5時間粘って撮れたベストショットを紹介。やなぎさわさんが苦労して撮った写真には多くのコメントが寄せられる。「北海道の厳しい冬をこんな小さい体で生きていると思うと、そういう姿をカメラに収めて皆さんに見ていただきたい」と話した。
シマエナガで観光客を呼び込もうという動きも。とあるホテルは至る所にシマエナガのオブジェが。デザートもシマエナガ。シマエナガだらけの部屋まで。3月まで予約でほぼいっぱいの人気。プロジェクトの仕掛け人は村上俊二さん。実は村上さんはホテルのシェフ。調理の傍ら食材が入った容器を使いシマエナガを制作。きっかけは新型コロナの感染拡大。集客に苦戦していたこともあり話題喚起策・需要喚起策として。自粛疲れの家族連れやカップルなどが癒やしを求めてこの部屋にやって来るようになったという。この日、ホテルの入口に飾る作品に取り組んでいた。お菓子作りの技術を応用して2メートルの氷の彫刻を作る。氷点下の気温の中、作業すること5日。「シマエナガ2024」完成。「これからまだまだ人気が出てくる鳥だと感じている。北海道の新しい冬の観光資源そういったもので魅力がだんだんと開花してくれれば」と話した。魅了される理由について玉川大学・梶川祥世教授に話を聞いたところ、頭が大きい目が大きくて丸いなど赤ちゃんを見て可愛いと思うのと同じような感情になり、お世話したいと大切な感情が呼び起こされるとのこと。
シマエナガをモチーフにしたイラストが公式キャラクターになっている今年のさっぽろ雪まつり。メイン会場の札幌大通公園の様子が流れた。明日は雲の多い一日となりそうだ。和歌山・新宮市。現在の気温は8℃。松明を持った男たちが急な石段を駆け下りる伝統の火まつり御燈祭が新宮市の神社で行われる。
映画「一月の声に歓びを刻め」は、人間が抱える罪の意識をテーマにした作品だ。前田敦子演じるれいこは、偶然出会った男性に、自分が性暴力を受けた過去を告白する。子どものときに、見知らぬ男性から性暴力を受け、心に傷を抱え、その過去を誰にも話してこなかった。れいこの話は、三島有紀子監督が子どものときに経験したことがベースになっている。三島監督は、性暴力を受けて以降、自分は汚れてしまったなどと自分を責め続けたという。三島監督は、作品のなかで、れいこの「なんで私が罪を感じなきゃいけないんだよ」などといったセリフに、抱え続けた思いを込めた。カルーセル麻紀演じるマキは、性暴力によって、娘を亡くした被害者家族だ。親として、娘を守れなかったという罪の意識を抱えている。哀川翔演じる誠は、妻の延命治療をやめた罪の意識に苛まれている。映画の終盤、マキは、亡くなった娘に、「お前は汚れてなんかいない、世界で一番美しい」などと語りかける。三島監督は、人それぞれ、いろいろなことを抱えながら、生きている姿が美しいということを自分自身も、自分なりの物語のなかで語れたらいいなどと話した。映画は、今週金曜日から、全国で公開される予定だ。
うたコン、ヒューマニエンスの番組宣伝。