洪水などによる浸水のリスクを知るには災害発生リスクや災害時の避難場所などがまとめてあるハザードマップを見ることが重要。国土交通省の「重ねるハザードマップ」はパソコン、スマートフォン、タブレットなどネットにつながるものから見ることができる全国版のハザードマップで、洪水・土砂災害・高潮など様々な災害のリスクと被害想定を確認することができる。東京では江東5区(墨田区、江東区、足立区、葛飾区、江戸川区)は海抜ゼロメートル地帯で、堤防が決壊した際に荒川、江戸川などが中央に流れており、決壊すると44万人の自宅が水没するとも言われている。近くに河川などがないエリアでも、下水や排水の処理が追いつかない「内水氾濫」で被害が拡大することもあるため、水の処理能力について各自治体が提供する内水ハザードマップで確認する必要がある。水害時に外に避難する時のには服装にも気を使う必要がある。ポイントはてが開きやすく体が濡れにくく動きやすい格好が基本で、靴内に履く踏み抜き防止インソールは優れた耐踏貫性で靴底から釘やガラス片の貫通を防止するため足元が見えないところを歩く時など安全に歩くことができる。また水害避難をする時の傘は差すよりも杖代わりにして地面を確認することがオススメで、側溝などに落下するリスクを軽減することができる。一方在宅避難を選択した場合、防災リュックや備蓄品の準備が重要。電気、水道、ガスなどライフラインが止まった場合、食料があるだけでは不十分で、基本はカセットコンロとガスボンベと非常用のトイレも必要。また停電の場合に備えてポータブル電源や電池などを用意しておくと安心で、夏の暑さ対策として卓上扇風機なども用意しておくと良い。