今週土曜日からことしの運行をスタートする蒸気機関車「SLパレオエクスプレス」。秩父鉄道の広瀬川原車両基地には、SLパレオエクスプレスの客車がある。蒸気機関車「C58363」は、きょう修理になったが、きのうの試運転の様子を紹介した。ふかや花園駅を出発し、寄居駅を過ぎると、荒川などの景色を楽しめる。長瀞駅で停車する。C58363は、東北などで活躍したSL。1972年に引退したが、1988年に秩父鉄道で復活した。パレオエクスプレス限定の「わらじ・豚みそ合盛り弁当」は、秩父名物のわらじかつや炭火で炙った豚の味噌漬けなどが味わえる。上長瀞駅を過ぎると、1914年に造られた荒川橋梁を渡る。秩父駅でも停車。石灰岩を削り出す武甲山も見える。武州中川駅を過ぎると、1930年にかけられた安谷川橋梁を渡る。写真スポットでもある。車内販売では、石炭みそポテトなどがある。車内のバーではウイスキーの地酒も買える。終点・三峰口駅に到着すると、転車台で機関車の向きを変える様子を見学できる。