フェンシング女子団体が、オリンピックで初めて銅メダルを獲得した。銅メダルがかかった残り6.8秒からの壮絶な戦いを振り返る。日本時間のきょう午前2時ごろ行われたフェンシング女子フルーレ団体3位決定戦。団体戦は、先に45点を取るか合計得点が多いチームが勝利だ。攻撃は、突きのみで背中を含む胴体部分が有効だ。個人戦では、全員が初戦敗退。対するカナダは、出場する全員が左利きという変則チームだ。そして、試合では、上野優佳選手と宮脇花綸選手が点を取った。 東晟良選手と途中出場の日本唯一左利きの菊池小巻選手も点を取る。解説の20歳以下の日本代表コーチなどをつとめる山口徹さんも大興奮の一撃をした。そして、迎えた最終セットは、32-29で日本が3点リード。託されたのはチーム最年少の上野優佳選手。フェンシング日本女子初のメダルまで残り6.8秒で1ポイント差。この1ポイント差を守り抜き、フェンシング日本女子は銅メダルを獲得した。