- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 今井翔馬 是永千恵
オープニング映像と出演者のあいさつ。
自民党総裁選挙に立候補した9人は昨夜動画配信サイト・ニコニコ動画の討論会に出席した。この中で9には首相の特権として1つだけ政策を実現できるなら日本の成長のため何に最優先で取り組み大会についてそれぞれ考えを述べた。高市経済安保相は令和の省庁再編を断行するとコメント。小林鷹之氏は教員免許がなくても教員免許を与えて全小中学校に派遣したいとコメント。林官房長官は道州制をやりたいとコメント。小泉進次郎氏は自衛隊の話をしたいとコメント。上川外相は少子化を止めたいとコメント。加藤元官房長官は国内外から優秀な人に来てもらうとコメント。河野デジタル相は国の高等教育機関を首都圏からなるべく地方に移し地方創生につなげるとコメント。石破元官房長官は地方創生だとコメント。茂木幹事長はそれぞれの産業人材にあった支援策をとることで伸びしろを高めていくことが重要だとコメント。9人はきょうは那覇市で演説会に臨む。
民主党の代表選挙は投票日まで1週間を切り、昨日札幌市で農家などの所得を支援するための党の直接支払制度を含めた農業政策をめぐり議論した。野田元首相は農業者を増やす政策がない、令和版の国立農業公社を作るとコメント。枝野前代表は直接支払制度を安心して営み続けることができる支えを国全体でやっていくとコメント。泉代表は自民党の農政との違いは小さな担い手も大切にし小規模農家も支えていくとコメント。吉田晴美は直接支払制度をしっかり実行し農家の収入を支えていきたいとコメント。4人は今日はそれぞれ党所属の国会議員や党員などに支持を呼び掛ける活動を行ことにしている。
渋谷の映像を背景に全国の天気予報を伝えた。
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- 渋谷(東京)
今、通信制高校で生徒が急増している。今年度、通信制高校に通う生徒というのは29万人余り。高校生全体に占める割合というのは10年間でおよそ1.7倍に増えて、高校生の今11人に1人が通信制の生徒ということ。また通信制高校の数自体も公立私立合わせて303校で過去最多となっている。通信制高校は自宅で教科書を使って自習したり、オンライン授業を受けたりして必要な単位を取得すれば、卒業できる。そもそも通信制は進学せずに就職した勤労青年が教育を受ける機会を持てるようスタートして昭和36年に制度化されたものでNHK学園も通信制高校の1つ。なぜ今、生徒が増えているのだろうか。要因の1つに不登校の増加があるといわれている。文部科学省によると不登校状態にある中学生の数はおよそ19万4000人、10年前のおよそ2倍になっている。不登校となった中学生の進学先として通信制高校が受け皿になっている。そしてさらにコロナ禍をきっかけにオンラインで授業を受けることが一般的になったことも影響している。専門家、早稲田大学人間科学部・森田裕介教授は「必ず学校に行かなければいけないと思っていた生徒たちが通信制という別の選択肢を選びやすくなった」と指摘している。通信制高校で学ぶ生徒を取材すると、多様な学びの姿が見えてきた。
都内にキャンパスを持つ通信制高校。通信制であるにもかかわらず、多くの生徒が登校している。この学校では週3日や週5日など通学日数を選択できるカリキュラムを組んでいる。サッカーに打ち込むのは3年生の馬場優人さん。現在は週5日の通学コースに在籍している。中学生のとき、人間関係で悩んだことで体調を崩し、一時不登校となった。高校でも毎日通う自信がなかったという馬場さん。通学日数を途中で変えることができる点に魅力を感じ、通信制を選んだ。通信制は多様な時間割りを組むことができるのが特徴。馬場さんが通う学校では1日6コマのうち前半4コマは習熟度別に英語や数学などの学習、残りの2コマはコースに分かれる。大学入試を想定したコースのほか、英語やスポーツ、補助犬を訓練する実習や調理など多岐にわたる。馬場さんはサッカーを学ぶコースを選択した。好きなことを追求できるこの学校で将来の夢を見つけた。
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- 新宿区(東京)
オンライン授業の特徴を生かし、難関国立大学を目指す生徒もいる。別の通信制高校の2年生、保井孝介さん。学んでいるのは幾何学。大学レベルの数学。関西の進学校に通っていたが、自由に勉強する時間を求めて、あえて1年生の秋に退学し、私立の通信制高校に入り直した。卒業に必要な単位を取得するための勉強はオンライン。録画された授業の動画を見て早めに済ませている。余裕ができた分、目標にしている数学オリンピック出場へ向けて勉強している。部活動の一環として銀メダルを獲得した大学生から数学の指導を受けている。
通信制には課題も多いと文部科学省は指摘している。その1つが教育の質の確保。通信制高校は都道府県をまたいでキャンパスがある学校も多く本部がある都道府県が指導監督をすることになっている。しかし遠方にあるキャンパスの実態をチェックすることが難しいとしている。今回紹介したのとは別の学校では過去に「買い物をしてお釣りの計算をしただけで数学の履修としていた。テストが数分で解き終わるような簡単すぎる内容だった。教員免許がない人が添削や対面での指導をしていた」などのケースがあったということ。こうしたことから文部科学省では通信制に関するガイドラインや設置基準を設けるなど対策を進めている。また、卒業生の進路未定者の割合が高いことも課題。全日制では4%余りなのに対し、通信制は30%を超えている。専門家、早稲田大学人間科学部・森田裕介教授は増加した通信制高校を客観的に評価する仕組みが必要と指摘する。
鹿児島県沖の海に広がるシコロサンゴ。国内最大級の群生地。夏の海は恋の季節。生き物たちの産卵や子育てでにぎわう。クロホシイシモチ、雌のおなかにあった卵。雄が口の中に卵を含んで守る。ふ化するまでのおよそ1週間何も食べないんだそう。そして今回の主役、海のギャングとも呼ばれるウツボ。実はウツボは夜行性で警戒心が強いため産卵の一部始終を撮影することは非常に難しい。そうした中、NHK潜水取材班がその撮影に成功した。最近、研究機関や水族館では産卵の一部は確認されつつあるが、天然の環境下でウツボの求愛から産卵までを一連で捉えた映像は極めて珍しいということだった。そして今回の撮影は地元の水中ガイドの皆さんの協力を得て、共同プロジェクトという形で行った。
およそ20年、地元の海を見つめてきた水中ガイドの松田康司さん。松田さんがガイドをするとさまざまな生き物の命の誕生の瞬間に立ち会うことができる。日本各地や海外から年間延べ2000人のダイバーや水中写真家などが訪れる。ガイドの土台となるのは「生態」と書かれたファイル。さまざまな生き物の産卵した時間や場所、潮位などおよそ10年分の観察記録。去年7月、松田さんたちガイドにとって大きな出来事があった。メンバーの1人が偶然ウツボの産卵の様子を目にした。ウツボの新たな魅力を知ってほしいという松田さんたちの思いに私たちは共感し、産卵を撮影する共同プロジェクトが始まった。撮影成功の鍵がウツボがどこでいつ産卵を行うのか、その正確な情報。はじめに産卵場所を特定するために生息地図の作成に取り組んだ。すると、ふだんは単独でいる雄と雌が夏のある時期になると集まる特定のスポットが明らかに。この日の観察では4組ものカップルがいた。さらに産卵の正確なタイミングの把握にも挑む。産卵は主に夜に行われるが、ウツボは夜行性で警戒心が強い特徴を持っている。そこで認識しづらい赤い光を使用してより長時間の観察をした。すると産卵が近づくと、上を向いて呼吸が荒くなることも分かってきた。先月5日、松田さんから産卵の予兆をつかみ始めたと聞き、一緒に現場に向かった。潜ってみるとトラウツボの雄と雌が身を寄せ合っていた。呼吸も荒く産卵が近づいているように見える。松田さんは今夜ここでウツボの産卵が見られると予測した。およそ7時間後。トラウツボのペアがいる。次の瞬間捉えた。トラウツボの産卵。口を開けて待つ雌に雄が飛びつくようにかみつき、2匹そろって勢いよく飛び出す。体をからませて精子と卵子が放たれ、受精卵が海中に広がった。ウツボの産卵を一連で記録した貴重な映像となった。
ウツボの産卵のタイミングを掴むまでは水中で同じペアを観察する機会が何度もあったという。鹿児島大学水産学部・久米元准教授によると、オスがメスの口をかむ行動は他の魚類には見られない特徴。広範囲に精子と卵子を放つ様子は生存戦略のひとつとみられるという。
祝日のきのう、円相場は1ドル=139円台まで値上がりし、約1年2か月ぶりの円高ドル安水準となった。これは米国FRBが大幅な利下げを行う可能性があるとの見方が広がったため。FRBは17日と18日に金融政策を決める会合を開く。ここで利下げが行われるのは確実視されており、焦点は利下げ幅が0.25%か0.5%かに移っている。ウォールストリートジャーナルの記事で0.5%もあり得るとの見方が広がり、米国の金利が下がり日米の金利差縮小が意識されたことでドルが売られ円が買われた。
日銀は前回、7月の金融政策決定会合で政策金利を0.25%程度にする追加の利上げを決めたが、その後、日経平均株価が過去最大の下落を記録するなど、金融市場は大きく混乱した。今回の会合では、金融市場に不安定さが残っているか動向を分析するとともに、追加利上げを受けた市中金利の動向や、物価を押し上げていた歴史的な円安水準から一転、円高が進んだことで、経済物価の情勢に変化が出ているのかを中心に議論する見通し。追加の利上げについて、今回は見送られるという見立てが多い。日銀内では「来月10月に幅広い品目で予定されている値上げが、物価や個人消費に与える変化をじっくり見極めたい」という声が多くある。
マイナビが今月初めて開いた交流イベントでは、元社員と現役社員約200人が参加し、元社員のアルムナイが転職先などで今取り組んでいる事業について説明したり現役社員が外部と連携して取り組みたいこと説明したりしていた。アルムナイ(元社員)をビジネスパートナーとして積極的に活用し、新たな事業展開などにつなげることがねらい。人事統括本部・栗井俊介統括本部長は「違った経験やスキルを獲得したいといろいろな所に打って出て活躍している方々。お互いに知り合うことで生まれ出てくるものもあると思う」と話す。NTTも今月、グループを横断したアルムナイのネットワークを設けるなど幅広い業界で動きが活発になっており、人不足を補完する手段として注目されている。
パリ五輪で過去最多5個のメダルを獲得したフェンシング。飛躍を遂げた要因の一つが地域との連携。スポーツを生かした街づくりを目指す地方自治体と協議団体が一体となって地道な取り組みを進めてきた。2年連続で静岡・沼津で全日本選手権が行われ、大会中に開かれたトークイベントには男子フルーレ団体金・永野雄大、女子サーブル団体銅・江村美咲、女子フルーレ団体銅・菊池小巻らが登場、多くの観客が訪れた。沼津市では5年前、東京五輪の事前合宿地の誘致をきっかけに日本フェンシング協会と協定を結んだ。当時、日本フェンシング協会の会長で五輪銀メダリストの太田雄貴は「全部を東京一極集中でやることの難しさと、財政的に実態としての難しさがあった。自治体と一緒に行うことで少しでも中央が果たすべき役割を分散できないかと考えた」と話す。“フェンシングのまち”を掲げ、市や企業が出資して3年前には商業施設の中に練習拠点が完成した。国内トップクラスの設備を備え、日本代表の合宿誘致のほか市内の子どもたちを中心とした練習会を毎週開催している。五輪2大会に出場した長良将司を市の職員として迎え、国内トップレベルの選手も地元から生まれている。さらに新たに疑似体験ができる“スマートフェンシング”の導入も進んでいる。柔らかい剣とジャケットを使い安全に疑似体験ができる。東京五輪・男子エペ団体金メダリスト・宇山賢が指導を担っている。
株と為替の値動きを伝えた。