「きこえない・きこえにくい」アスリートのための国際大会デフリンピックが土曜に開幕。100周年を迎える今大会は約80の国と地域から3000人超の選手が参加する。大会2日目の昨日、入場規制されるほど多くの人が詰めかけたのがデフ柔道。デフ柔道では審判の指示が聞こえにくいことがあるため選手の肩をたたいて知らせる。女子52キロ級3位決定戦に登場した岸野文音選手は開始16秒で技ありを奪うと、得意の背負投げで一本勝ち。銅メダルを獲得し今大会日本勢メダル第1号となった。男子73キロ級の蒲生和麻選手も銅メダルを獲得した。一方、東京・日比谷で行われたのがオリエンテーリング。地図とコンパスを使いチェックポイントを通過してゴールに着くまでの速さを競う。スタートやチェックポイントを通過する際は旗などで視覚的に伝える特徴がある。日本チームは5位入賞を果たした。
