将棋八大タイトルの一つ、棋王戦の五番勝負が開幕し、藤井聡太七冠が白星スタートを切った。棋王戦五番勝負が始まり、第1局は高知市で行われた。藤井聡太七冠(22歳)は、タイトル初挑戦の増田康宏八段(27歳)を相手に棋王戦3連覇を目指している。第1局では先手となった藤井七冠が得意とする「角換わり」という作戦を用いて、終盤まで互角の戦いが繰り広げられたが、その後、藤井七冠が優勢となり、午後7時すぎ、127手までで増田八段が投了。藤井七冠が3連覇に向け、白星スタートを切った。藤井七冠は「課題が残るところもあったかなと思うので、振り返って第2局に生かしていければ」と述べた。第2局は今月22日に石川県金沢市で行われる。