福岡・築上町で蚕から絹を作る技術を伝承と普及に取り組む女性、林久美子を取材。絹の研究家。長野・岡谷市の博物館に学芸員として勤務し絹糸作りの伝統的な技術を学びながら伝承に努めてきた。NHK大河ドラマの富岡製紙場のシーンを任された。親の介護のため出身地の築上町に戻る事になり桑の木を植えた。昭和初期の糸繰の機械を入手しかつての美しい手仕事を再現しようとしている。普及のため幼稚園児などへの講演の活動も積極手に行っている。林は「きょうの子供たちが大きくなってシルクに視点を持つ大人になってもらえればいい」とコメント。