午前11時すぎ、自民党本部に姿を見せた石破新総裁。その後、自民党の新たな執行部を発足させた。党役員として新たに創設した最高顧問に麻生氏、副総裁に菅氏と、2人の総理経験者を起用した石破氏。党四役では幹事長に与野党に太いパイプを持つ森山裕氏を、選挙対策委員長には選挙の顔として小泉元環境大臣を起用する。また明日発足する石破内閣の全容も明らかになった。政権の骨格となる官房長官は、総裁選で戦った林氏を続投させるほか、財務大臣には加藤元官房長官を起用。外務大臣には総裁選で石破陣営の選対本部長を務めた岩屋元防衛大臣を登用する。また石破氏の側近の赤澤亮正衆院議員を経済再生担当大臣に、三原じゅん子参院議員をこども政策担当大臣に起用するなど、初入閣は13人に上る。こうした中、来月27日に衆議院の解散総選挙を行う考えを表明した。総裁選を戦った勢いのまま解散総選挙に臨む考えの石破氏だが、党内からは「石破氏の船出は厳しい」との声も。