衆議院選挙は小選挙区比例代表並立制で行われていて、小選挙区では候補者の名前、比例代表では政党や政治団体の名前を投票用紙に記入する。このうち比例代表では、全国の11ブロックごとに得票数に応じたドント式と呼ばれる計算方法で議席が配分される。政党や政治団体は、事前に候補者の当選順を決めた名簿を作り、獲得した議席数に応じて上から順番に当選者が決まる。衆議院選挙では小選挙区と比例代表のどちらにも立候補する重複立候補が認められている。比例代表の名簿に小選挙区でも立候補した人を複数掲載する場合、同じ順位で並べることができる。小選挙区で当選できなかった候補者が比例代表で復活当選できるかどうかは、小選挙区の当選者の得票にどこまで迫ったかを示す惜敗率で決まる。今回の衆議院選挙では、いわゆる1票の格差を是正するため、比例代表の5つのブロックで3増3減となる。具体的には、東京ブロックで2つ、南関東ブロックで1つ議席が増える一方、東北ブロックと北陸信越ブロック、中国ブロックで1つずつ議席が減る。NHKの特設サイト「衆議院選挙2024」の紹介。