けさ自民党の臨時役員会に臨んだ石破総理。直接党役員らに辞任の意向を伝えた。先週金曜日には新たな経済対策を秋に策定すると表明し、参議院選挙で公約に掲げた国民一律2万円の給付について与野党での協議を促すなど続投に意欲を見せていた。先週まで自民党で総裁選の前倒しをめぐり意思確認の手続きが進む中でも、内閣支持率が上昇傾向にあることを盾に、衆議院の解散総選挙をちらつかせ石破おろしを牽制してきた。ただ、党内からは理屈が通らないなどと反発の声も上がっていた。おととい菅副総裁と小泉大臣が石破総理と会談。菅副総裁は総理だった4年前に党内で辞任論が高まり自ら身を引いた経験を踏まえ判断を迫ったという。小泉大臣も絶対に党が割れると訴え進退を決断するよう迫った。その場では明確に答えなかったが、石破総理は辞任を決断した。石破総理の判断の遅さが政治空白を生んだとの声もあがる。自民党は総裁選を今月22日告示、10月4日投開票で最終調整している。