電動アシスト自転車のバッテリーやビデオカメラ用バッテリーの充電中などから発火する事故が相次いでいる。先月はJR山手線の社内でスマートフォンを充電していたモバイルバッテリーから発火し、5人がやけどをするなどした。今日も上越新幹線の車内で乗客のスーツケース内のモバイルバッテリーから煙が出て手にケガをした。東京消防庁によると、リチウムイオン電池を使用した製品から出火した火災は東京都内で今年6月までの半年間に143件発生。過去最多だった去年を上回るペースで増加している。厳しい暑さが続くこの時期は注意が必要で、バッテリー火災は例年6月~9月で約4割を占めている。バッテリーに使われるリチウムイオン電池には可燃性の電解液が含まれており、高温下に放置したり強い衝撃を与えると発火するなどして火災につながるおそれがある。東京消防庁は特に充電中の発火に注意するよう呼びかけている。