新幹線の点検専用車両「ドクターイエロー」が老朽化を理由に引退することとなった。運行ダイヤは非公開で、希少性から鉄道ファンの間では「見ると幸せになれる」といわれている。最高速度270km/hで走行、線路や架線などの設備を点検する車両。一般客の乗車はできないが、新幹線の安全な高速運転を支える「新幹線のお医者さん」として多くの人に親しまれてきた。その人気から体験乗車ができるイベントも企画されるほど。引退後は東海道新幹線の最新車両「N700S」に専用の機器を取り付けて検査を行っていく。JR東海のドクターイエローは来年1月、JR西日本は2027年以降をめどに運行を終了する。