当選倍率167倍のミャクミャクモニュメントの旅立ちセレモニーが開催され、抽選に当選した1000人が参加した。モニュメントは万博記念公園にいったん移設される。JR大阪駅には万博の大阪ヘルスケアパビリオンで展示された技術が体験できるブースも。ブースでは骨格などを測定し、平均的な数値と今の自分とを比較できる。今回の万博の意義として語られたのがSDGs。展示品などの再利用が開幕前から検討されていた。大屋根リングは200メートルを保存する一方で、解体した一部は能登半島地震の復興住宅に活用される。ヨルダンパビリオンの体験で使用された砂の一部は鳥取県に寄贈され、その展示が今週からスタート。万博展示品は教育現場にも。神戸学院大学のウクライナ研究センターで、岡部芳彦教授に話を聞いた。そこでは、ウクライナパビリオンで展示されていた品物や、展示できなかった品物が展示されている。それらの品物の中には、戦火の中で暮らす市民の厳しさを伝える品々もあった。岡部教授は、ウクライナパビリオンの館長と親交があった。岡部教授が、「ウクライナ人がこうやって生きてきたんだという事を、永遠に伝えて行くのが意義がある」などと話した。ウクライナから避難してきた学生のアンナ・トライノさんは、「ウクライナ人にとっては大事な、身近な物の展示」などと話した。また日本国際博覧会協会も、インターネットのサイト「ミャク市!」で、協会が所有する物品などの引き取り先を広く募集している。
