果たして今年の日本の経済はどうなっていくのか。大手企業の経営者が集まる恒例の新年会が開かれた。賃金は上がるのだろうか、上がらないのだろうか。それぞれの展望について話を聞いた。サントリー・新浪剛史社長が手にしたのは去年以上と前向き。「”以上”にするかは組み買いとの交渉」、DeNA・南場智子会長は前向き。三井住友銀行・福留朗裕頭取は「前向き」。日本航空・鳥取三津子社長は「去年以上」。賃上げに前向きな発言が相次ぐ一方で、2週間後に就任するトランプ次期大統領には懸念の声も。日本マクドナルドHD・日色保社長は「中国や他の経済にどう影響を与えるかが一番の不確実要素」、三井不動産・植田俊社長は「読めないのが偽らざる言い方」と話す。終了後の記者会見で団体トップは改めて賃上げに意欲を示した。経済界から上がる賃上げの声。街からは「まだ届いていない」「中小は現実難しいのでは」などの声も。長引く円安の影響も続いている。新年会を楽しむ人も、気になるのは物価高。