全て紙でできたフェイクフードを手掛ける西滝一彦さん。2019年からやり始め、これまでに750作品以上制作。作品は息子がSNSに投稿。投稿を見た人は「美味しそう」「完全に液体」などと驚きの声が寄せられた。材料は紙とのりのみで、着色は一切していない。骨組みとなる段ボールをカットし、色合いは和紙だけで表現している。自宅に約70種類の和紙があり、1つ平均3時間で制作。生活の中でネタ集めをしているという。きっかけは約20年前、退職後に段ボールで作品づくりをしていて、ある日奥さんが職場に持っていくお弁当の横に段ボール製のクッキーを忍ばせていて、奥さんが食べようとした時に偽物だと気づいたという。帰宅後に怒られたが、人を驚かせる楽しさを感じてフェイクフードの作品づくりに入っていったという。