今年度に改定予定の観光立国推進基本計画の新たな骨子案が明らかになった。インバウンド受け入れと住民生活の質の確保との両立が初めて掲げられ、オーバーツーリズムの効率的な対策を進めるとしている。ことしの外国人旅行者は3,000万人を超え、交通機関の混雑やマナーをめぐるトラブルが指摘されており、地域住民の生活維持との両立を目指す。東京・大阪・京都などに集中する外国人旅行者を地方に呼び込むことも有効だとしている。骨子案は官公庁の有識者会議で示される予定で計画改定に向けて具体的な政策などが検討される見通し。
