2025年11月2日放送 20:54 - 23:09 フジテレビ

Mr.サンデー

出演者
宮根誠司 小室瑛莉子 八代英輝 石原伸晃 岩田明子 吉村洋文 黒岩里奈 岸谷蘭丸 
サンデーDOCS
今日の内容の説明

大阪の中心地にできた外国人の大行列。都内のバーを埋め尽くす外国人。急増の一途をたどる外国人観光客は経済の救世主なのか。生活の侵略者なのか。今、日本が抱えるオーバーツーリズムを徹底討論する。

“外国人問題”徹底討論SP

朝10時にも関わらず大阪の中心地にできた大行列。その数は約50人。並んでいるのは外国人ばかり。彼らのお目当てはわずか10坪のサンドイッチ店。看板商品は400gのハラミを挟んだレアハラミサンドと、卵を5つ使ったふわふわの玉子サンド。海外の旅行サイトや有名インフルエンサーにとりあげられたことで、外国人観光客が急増したという。今、急増している外国人観光客。2004年に約614万人だったが、去年は過去最多の約3687万人と、6倍にまで増加。その年間消費額は約8.1兆円。輸出額では自動車産業に次ぐ規模となっていて、インバウンドは日本経済の救世主とも言われている。サンドイッチは11時の開店以降は常に満席。この日、わずか5時間の営業時間に訪れた客は約400人。うち日本人は7人だけだった。一体どれだけ稼いでいるのか。きょうだけで58万円超。単純計算すると月の売上は1000万円を超えることになる。バイトスタッフの月給も多い人で40万円を超えるといい、まさにインバウンドの恩恵を受けまくっている。インバウンドに笑いが止まらない店は東京にもある。ムキムキの女性と盛り上がる大勢の外国人観光客。マッチョな女性が迎えてくれる東京・池袋のバー「筋肉女子マッスルガールズ」。この店もSNSをきっかけに話題となり、客の9割以上が外国人観光客。この日も店の外にまで大行列ができていた。その一方で、増え続ける外国人観光客は日本に暮らす人たちの生活に、大きな影響を及ぼしている。いわゆるオーバーツーリズム。2014年、約183万人だった京都市の外国人宿泊者数は、この10年間で約4.5倍に増えた。去年は約821万人と日本人客数を始めて上回った。この状況の中、起こっているのが日本人の京都離れ。おととしと去年を比べると、外国人観光客が約53%増加したのに対し、日本人観光客は約14%減少。2008年に京都市が作成したという「世界遺産を見る」コースを1日かけて周ってみると、京都駅を出発しまずは西本願寺へ。ここまでは順調だったが、二条城では外国人観光客がたくさんいた。さらに金閣寺周辺では、外国人観光客で大混乱。そして祇園周辺では、バス待ちの大行列ができていた。渋滞も相まってバスの遅延も発生。やっとの思いでたどり着いた清水寺への道では、目に映る人がみんな外国人。閉門の午後6時に間に合わなかった。外国人観光客の増加により日本人観光客の足が遠のくという現実。しかしオーバーツーリズムが引き起こす問題はこれだけではない。

コンビニ富士山で相次ぐ危険な道路横断や、人気アニメの聖地となった踏切では、道路や踏切内で写真撮影を行う観光客が後を絶たない。迷惑行為は観光地に留まらない。大阪では深夜の住宅街で外国人男性が花火を始めた。この男性は民泊施設の利用者。全国の特区民泊の約95%が集中している大阪では、近隣住民の生活が脅かされていた。住民が口を揃えたのはゴミをめぐるトラブル。大阪市内では民泊宿泊者のゴミが周辺に放置されているケースが問題になっている。さらに民泊で出たゴミを回収する業者に同行すると、袋にまとめられず放置されたゴミや、残されたスーツケースの数々があった。ルールを守らない利用者に頭を悩ませていた。政府は2030年に訪日外国人観光客数6000万人、インバウンド消費額15兆円を目指しているが、懸念されるのはさらなるオーバーツーリズムの弊害。果たして外国人観光客は経済の救世主なのか。それとも生活の侵略者なのか。過去最多の外国人観光客が訪れた大阪府の吉村洋文知事と、初代「観光立国担当大臣」の石原伸晃氏がこの後、今考えるべきオーバーツーリズムの解決策を徹底討論する。

オープニングトーク

オープニング映像。今日のテーマは「どうなる観光立国?オーバーツーリズム徹底討論」。万博が大成功だったが、終わってからも大阪は外国人観光客がすごい。観光立国は、観光で日本を元気にし、これでお金を稼いでいこうというのが原点だった。社会インフラとか公共交通機関も含めて、住民の方々に迷惑が及ぶことは申し訳ないが、想像していなかった。視聴者にアンケート。政府が掲げる2030年までに訪日外国人観光客数6000万人、消費額15兆円の目標について、「推進するべき」か、「慎重になるべき」か。オーバーツーリズムについて疑問や悩み、訴えたいことなど、意見も募集中。Xで「#サンデーオーバーツーリズム」をつけて投稿。

“外国人問題”徹底討論SP

政府が掲げる訪日観光客数6000万人、消費額15兆円という政策を、推進すべきか、慎重になるべきか。番組出演者が慎重と推進の札を上げた。吉村氏は「オーバーツーリズムの問題があるのは間違いないので、もっと負担してもらうべきだと思う」などとコメント。石原氏は「推進。2002年に転換点がある。Wカップの韓国と日本の共催をやった。あの時から韓国、中国、台湾の人がたくさん来るようになった。観光客の方々にも日本hというのはこういう国だよというのを学習してもらいたいし、そこで暮らしている私たちも良い気持ちになって、来た人も良い気持ちで帰ってもらえる。そういう風にやっていくにはどうすればいいかを考える時期にきたのかなと、万博に行って思った」などと話した。岸谷氏は「慎重。ミラノでは街の人たちが疲弊してしまっている。観光客が多すぎて街もパンパンだし、住む所もどんどん値段が上がっているし、ホテルも上がっている。無闇矢鱈と入れすぎるのは良くないと、世界中が今、気づいてきている時だと思うので、一旦アクセルを踏むのをやめたい。ゴミの問題は罰があるとかお金を払わなければいけないとか、何かしらの拘束力がないと全く聞いてくれない」などと述べた。1人当たりの実質賃金を主要各国と比較したグラフを紹介。日本だけ1番下で、ほぼ上がっていない横ばいの状態。世界の主要都市の平均月収ランキングをみても、東京は約40万円で38位。岩田氏は「慎重。円安効果とコロナ禍のリバウンドということで、これだけ人が増えてしまうと、人数的な制限も必要かなと」となどとコメント。

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2030年までに訪日外国人観光客数6000万人、消費額15兆円という政府の目標について、視聴者アンケートの結果、「推進するべき」は11%、「慎重になるべき」は89%だった。八代氏は「推進。慎重派の方々が仰ることはごもっともで、ニセコであったり京都であったりというのは対策が必要だと思う。これだけの観光資源を有効活用するにはもっとコストをかけるべきだと思って、その意味では吉村さんと非常に近いかなと感じている」などとコメント。 吉村氏は「分散させる色んな手立ては打つが、最後に選ぶのは観光客の皆さんなので、こっちでコントロールしようというのは簡単にはいかないと思う。海外のお客さんに払ってもらわないと。出国税、入国税、消費税、負担をしてもらって、それを財源にして一部の地域にどんとお金を出して支援するようなことをやらないと、いけないと思う」などと述べた。黒岩氏は「迷っている。入国税だったりとか宿泊税。あと今、問題になっているのは消費税の免税をどこまでやめるべきかというところも、議論するべきかなと思う」などと指摘した。石原氏は「息苦しさを感じるようなことは是正していかなければならない。その方法はいくらでもある」などとコメント。インバウンド消費8.1兆円のうち、免税での消費額約1.2兆円を差し引いた約6.9兆円のうち、10%の消費税や法人税、所得税などで約9600億円の税収が考えられる。

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“外国人問題”徹底討論SP

オーバーツーリズム対策の1つ「二重価格」について徹底討論する。

「二重価格」の導入について、出演者が賛成か反対か札をあげたところ、全員賛成となった。黒岩氏は「世界的に見ても、観光立国とされている国はかなり行っている所も多いし、ある種の公平性の担保のために積極的に導入するべきと思う」などと述べた。世界の二重価格を紹介。吉村氏は「1年半前に行政として本気でやろうとした。外国人観光客徴収金を大阪府で独自にやろうと、条例を制定しようとした。万博前に吉村がまたおかしなことを言い出したと言われたが、審議会にかけたら結局、それは大阪府だけでやるのはダメだと。外国人だけ別にする税を課すのはダメだという結論が出た。二重価格はやるべきだと思っている。消費税なんて免税されているわけだから、それは外国人に負担してもらえばいいし、出国税、入国税についても増やすことで財源が確保できる。二重価格もやろうとした時に、民間でもできると思う」などとコメント。日本での「二重価格」導入への賛否、世界の「二重価格」を紹介。

二重価格だったり外国の方に気持ちよくお金を払ってもらう即効的な方法はあるのか。吉村氏は「まずは来た人にきちんと負担をしてもらう。入国税とか出国税とかは空港運賃に乗せるとか、そういった即効的なやり方はある。二重価格をやるというのも、民間でもどんどんできると思う。気をつけなければいけないのは、カントリーリスクというものを考えなければいけなくて、海外のお客さんは来たとしてもひかれると一挙にこれで経済基盤が脆弱になる。台湾と中国の関係が悪くなった時に、中国の政策として台湾からひいた。中国人観光客が行かないようにした。一挙に台湾の旅行業者がマイナスになったことがあった。日本もインバウンドで即効性はあるが、国がひくと一気に経済が下がってしまうから、それに対応できるような強い経済を作っておかないと。インバウンドというのはリスクもあるんだというのは、ちゃんと認識しないといけない」などとコメントした。

(ニュース)
日中首脳会談 高市首相 “魔法の言葉”

高市総理は花博の起工式に出席。高市総理はGREEN✕EXPO2027が皆さまに幸せな明日をもたらすものとなることを祈念いたしますと述べる。先月、アメリカ、韓国、APEC首脳会談など怒涛の外交デビューを飾った高市総理。なかでも最大の山場とされたのが習主席との日中首脳会談。習主席は、菅元首相、岸田元首相、石破前首相には就任当日に祝電、高市首相に対し就任後、祝電を送らない異例の対応をとっていた。会談の冒頭に撮影された約4分30秒の頭撮りに注目。前駐中国大使・立命館大学・垂教授は事前のアドバイスというか提言みたいのがあってお互いに引き締まった緊張した面持ちだったと述べる。東京財団・常勤研究員の柯氏に分析を依頼。垂氏が注目したのは会場入りの順番。待っている側がこの主導権を握るホスト役であることを意味する。前回中国がホスト役であれば次は日本が務めることが多い。なぜ中国はホスト役にこだわったのか?柯氏は日中の間でパイプがないと述べる。背景にあるのは公明党の連立離脱や自民党内の世代交代だという。柯氏は、二階氏が幹事長時代はほぼリアルタイムで情報が中国側に伝わっていてやりやすかった。行われるまで高市氏が何をおっしゃるか中国側は全く読めなかったと思うと述べる。最初に発言したのは習主席。習主席はこれまでの日中外交を踏襲すると発言。これに対し、高市総理は私は信念と実行力を政治信条としてきたと述べる。柯氏が注目したのは“私は”というフレーズ。柯氏は、ちょっと言わせていただくわっていうのは高市首相らしいと思うと述べる。垂氏は高市政権がどういうような対中政策をやっていくのか。協力的な方向なのか、対峙なのか、併存なのか。安倍元首相は逆張りでボーンと相手の懐に飛び込んでいった。これは戦略的だったと述べる。

高市首相 首脳会談で見えた言葉と信念

日中首脳会談のポイントについて。垂氏は3つのポイントをあげる。1・靖国の参拝見送り、2・所信表明演説での「戦略的互恵関係」発言、3・日米首脳会談で中国批判を避けた。「戦略的互恵関係」が魔法の言葉。千葉大学客員教授・岩田明子氏によると、高市首相は冒頭に日中間の懸案と課題を減らし、理解と協力を増やして成果を出していきたいと述べた。これは過去のG20サミットで習氏が、これからはプラスを増やしてマイナスを減らそうと言っている。これと似たような言葉なので、勉強してわざとこの言葉を使ったのではないかと述べた。編集者・黒岩氏は評価できる。ここまで強気になれるというのは国内での支持率が高いことが無視できない要因と述べる。

WS連覇!ド軍番記者語る “激闘舞台裏”

ドジャースがワールドシリーズ2連覇達成。激闘の舞台裏に迫る。ワールドシリーズ最終戦はブルージェイズの本拠地・ロジャーズセンター。試合前から騒然とした雰囲気となっていた。スタジアムはブルージェイズファンで超満員。ドジャースの先発は大谷翔平投手、ブルージェイズの先発はサイ・ヤング賞3回のマックス・シャーザー投手。大谷の第1打席に立つと大ブーイング。大谷はライト前ヒット。WSの2度目の二刀流へ。第4戦以来中3日での登板だが初回からエンジン全開。ゲレーロJr.を三振、1回を無失点。2回は満塁のピンチを迎えるもヒメネスを三振におさえる。3回、ビシェットにHRを打たれる。大谷はうなだれ、無念の降板。8回、マンシーが1点差に詰め寄るHRを打つ。9回、ロハスのホームランで同点に追いつく。大谷の5打席目はレフトフライ。一打サヨナラの場面でマウンドに立ったのは中0日の山本由伸投手。

ドジャースWS連覇の舞台裏

一打サヨナラの場面でマウンドに立ったのは中0日の山本由伸投手。山本投手はきのう6回96球を投げたばかり。1アウト満塁のピンチで無得点に抑える。試合は延長線に突入。11回表、スミスが勝ち越しホームラン。その裏、この回も山本がマウンドへ。ピンチを迎えるもダブルプレーで抑える。ドジャースがワールドシリーズ2連覇を達成。ワールドシリーズのMVPは山本由伸投手。山本はブルペン行くまで投げられるか本当の自信はなかったが、できることは全部できたしこのチームで優勝できて本当にうれしく思うとコメント。番記者の中日スポーツの阿部記者によると、昨日の試合後(トレーナーの)矢田先生はちょっとブルペン用意しようかって言ったら目がキラキラし始めたって言ってた。そういう状況にしようかっていうのが昨日の状況だった。投げられるかもしれないとロバーツ監督とかに報告したみたい。ブルペン行ってもしダメならダメと言おうと思ったと思うが、4試合肩をつくったのは過去にない。歴史を変えたというか伝説をつくったと述べる。山本はポストシーズン2試合連続で完投勝利。

ギリギリまで追い詰めたブルージェイズ、実は2人の日本人の存在があった。ブルージェイズ・アナリストの加藤豪将氏が驚きの大谷対策を明かす。ホームラン打たれてもソロホームランにしようっていう考えで、諦めている意味でもないと述べる。ブルージェイズの考えは大谷選手の打席はホームラン前提。そこで、ホームランを打たせないのではなくて大谷の前に塁に出さないようにするのが作戦だった。もうひとりの日本人は管理栄養士の讃井友香さん。6時間39分に及んだ第3戦では影の立役者となる。シュナイダー監督は栄養士のユカが素晴らしい仕事をしてくれた。盛り付けも完璧だったと述べる。2人の日本人が躍進を支える。

山本・大谷・佐々木 WS連覇 舞台裏

ドジャースがワールドシリーズ2連覇を達成。ワールドシリーズのMVPは山本由伸投手。シーズンのMVPは大谷翔平選手がとるのか?ライバルはシュワーバー選手。シュワーバーはHRのと打点の2冠。

名古屋主婦殺害 “夫の同級生” 容疑者の素性

26年前の未解決事件が急展開。きょう亡き妻の27回忌法要を終えた夫の悟さんは27回忌とはいえ結果が報告できていないので早く報告できる日が来たらいいなと述べる。1999年11月に奈美子さんが息子の目の前で何者かに殺害される。32歳だった。残された夫と息子は懸命に情報を募る。事件が起きたあの日からあと13日で26年がたとうという一昨日、悟さんは突然警察から呼び出される。逮捕された容疑者の素性を聞き、悟さんは耳を疑う。同級生で部活が同じで何か恨みがあるとしたら、告白してくれたその子しか心当たりがない。え?と思って。おとなしい子だったから、想像できないと述べる。容疑者は現在69歳、悟さんと高校の同級生で同じ部活に所属していた。悟さんは実感が湧かない。何してくれたんだという感じ。凶暴な性格ではなくおとなしい子だったと述べる。

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