厚生労働省が「2060年、認知症の患者は645万人になると予測される」というデータを公表。65歳以上の6人に1人が認知症になる計算。その数を少しでも減らそうと木曜、東京大学などの研究グループが画期的な発表をした。アルツハイマー病は発症する前からアミロイドβやタウと呼ばれる異常なたんぱく質が脳内に蓄積されることが分かっている。これを調べるには体への負担が大きい脳脊髄液の検査や数十万円かかる脳の画像撮影などを行う必要があったが、血液検査だけで異常なたんぱく質がたまっているかどうかを高い精度で予測できることが分かった。これにより血液検査だけで早期発見、早期治療、費用の大幅軽減も期待されている。